クラブチューニング
TUNING
大局的にはフィッティングもチューニングの一部となりますが、ここではフィッティング項目を除いた部分を紹介したいと思います。
チューニングとは
簡単に言えば、今お使いのクラブの性能を最大限に引き出すことです。
チューニングの必要性
「クラブが工業製品であるがゆえの公差」と「メーカーの作業能率の向上」のために発生した弊害を取除き、クラブの持つ本来の性能を取戻すのが目的です。メーカー的には『許容範囲』の一言で片付けられる部分でしょうが・・・
■ ロフト・ライ角測定・調整 ■
一番影響があるのが、本数が多くセットとなっているアイアンです。どのメーカーのカタログでもロフト・ライ角のピッチは均等となっています。 実際のところはどうでしょう? いままでたくさんのアイアンセットを測定してきましたが、カタログ通りの数値のものは見たことがありません。それどころかひどいものは数値が逆転しているものもありました。おかしな話ですが、公差の上限・下限を取ればそれでもメーカー的には異常無しなのです。
『ある番手だけどうも調子が悪い、しっくりこない、他の番手と同じように飛ばない』という現象はロフト・ライ角が狂っている可能性があります。
ウッド類ではフェース角・リアルロフトが重要な項目です。
工房使用機器
ゴルフギャレージ製 ロフトライアングル測定器
シャフト軸線を基準に測定するので、正確無比です。
アイアンはもちろん、ウッドの計測も可能です。
ゴルフギャレージ製 ロフトライアングル調整器
測定器が付属しない調整に特化した機器です。
強力なチャッキングで、この調整器で調整できなければ、ほぼ調整は不可能でしょう。
ゴルフギャレージ製 センターフレックス計測器
シャフトセンターフレックスが計測できます。
三光精衡所製 振動数計(エアー式)
グリップ部をエアーシリンダーにて常に一定の圧力で保持します。
測定値の再現性が非常に高いのが特徴です。
ゴルフ熟練工
シャフト先端のサンディング、カット部のならし、アイアンのソールの加工まで可能な研磨機です。
ゴルフギャレージ製 グルー充填器
ヘッド内にグルーを充填して、ヘッド重量を上げます。
グルーの充填位置により、重心位置も変えることができます。
グリッピングステーション
クラブを固定できるので、両手で作業が可能です。
そのため、作業者の癖に影響されず、早く・正確にグリップが装着できます。